女性にとって顔や脚のむくみは悩みの種ですよね。
忙しい毎日を送っていると、栄養バランスを考えた食事にも限界があります。
ついつい外食が増えてしまったり、アルコール摂取量が増えたり。
翌朝、鏡を覗き込んでパンパンの自分の顔にガッカリ。
夕方気が付いたら脚がパンパンで靴がきつい。
他にも女性は月経周期に伴って、どうしてもむくみやすくなる時期もありますね。
そんな女性に、むくみに効果があると言われるメリロートについてご紹介してみたいと思います。
一体どんな成分なのでしょうか?
目次をチェック!
メリロートについて
メリロートの歴史
マメ科のハーブとしてアジアやヨーロッパに生息するスイートクローバーという甘い香りがある植物。
日本では別名「セイヨウエビラハギ」と呼ばれ、美容やむくみにいいとされています。
古代ギリシャ時代から、捻挫や打撲などの炎症を鎮める薬や、頭痛・消化不良・体のむくみ改善のための医薬品として用いられており、大変長い歴史があります。
ちなみに日本では痔の薬として多く使われていますが、近年は若い女性の間で、むくみ解消やダイエット目的として愛用者が増えています。
メリロートの主な含有成分
クマリン
メリロートの最も代表的な成分。
血液凝固を防止したり、リンパや血液の流れを促進する効果があります。
女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きがあることでも知られています。
サポニン
利尿作用によって体内の余分な水分を排出する効果があります。
メタボ防止、ガン予防などの効能も。
ごぼうやあずきなどにも含まれています。
ケスセチン
血中コレステロールを正常化する働きがあり、糖尿病・高血圧予防効果があります。
メリロートの効果・効能
- 血行促進、血液サラサラ効果
- 冷えや肩こり、むくみ改善
- 余分な水分や老廃物を排出
- セルライト予防
- 新陳代謝アップ
メリロートは腸に残った食べカスを排出してくれ、主成分であるクマリンが血液をサラサラにしてくれます。
その結果、顔や脚のむくみが改善し、セルライト予防にもつながります。
体の基礎代謝が向上するので、カロリー消費量も当然上がり、痩せやすくなります。
むくみのメカニズムは、
血液が塩分や糖分、アルコールなどの摂り過ぎによってドロドロになり、血行不良に
↓
体が冷えて新陳代謝が低下
↓
肌の調子が悪化し、活力も低下
という仕組みで発生することが分かっています。
むくみが発生すると、体はむくみを解消しようと心臓ポンプの圧力を強めるため、血圧が上昇します。
このむくみを放置してしまうと、セルライトが次第に分厚くなっていきます。
セルライトができてしまうと、脂肪細胞や老廃物がたまり、脂肪細胞と蓄積された老廃物が結びついてさらに別のセルライトが形成されていきます。
むくみを放置することは、体にも良くないことがわかりますね。
メリロートの副作用について
過剰摂取になると、肝機能障害や黄疸、発心、頭痛、倦怠感などの症状が現れます。
また、長期間常用すると、副作用のリスク上がる場合もあります。
利尿作用によって血液中のミネラルバランスが崩れ、だるさ・息切れ・脱力感を感じることも。
ヨーロッパでのクマリンの1日の摂取量上限は体重1㎏あたり0.1mgまで。
分かりやすく言うと、体重50㎏の女性は摂取量を5mg以下にする必要があります。
ヨーロッパでは医薬品として使用されていますが、日本では医薬品のみならず、健康食品として扱われていることもあるのが現状です。
そのため、日本で出回っているダイエット目的のサプリやお茶などの製品には、ヨーロッパの基準値の2倍以上のクマリンが使用されていることもあるようです。
健康被害が報告された例もあるため、ドイツでは医薬品として規制すべきとされています。
ただし、全ての人に副作用が起こるわけではなく、基本は安全性の高いハーブですので、用法・用量をきちんと守れば問題はありません。
心配な方、医療機関にかかっている方は事前に薬剤師や医師などに相談することをおススメします。
メリロートの摂り方と注意点
サプリメントで摂る場合
食後に水又はお湯で飲むのがベスト。
むくみは夕方~夜間にかけて起こりやすいので、昼食後や夕食後に摂取することでより効果的に顔や脚のむくみを解消することができます。
使用する場合は、必ず事前にメリロートとクマリンの含有量をチェックしましょう。
1日あたりの摂取量目安は、
- メリロート → 300mg以下
- クマリン → 5mg以下
とされています。
この数値を超える量は摂取しないよう注意が必要です。
副作用が出たらすぐに使用を中止し、医療機関にかかるようにしましょう。
ハーブティーで摂る場合
メリロートはサプリだけでなく、ハーブティーにも含まれています。
サプリが心配な場合は、上手にハーブティーのみを使うのもおすすめ。
ただし、サプリとハーブティーを同時に摂取することは、副作用(過剰摂取)の要因にもつながるので、できるだけ避けた方がいいでしょう。
サプリ・ハーブティーいずれの場合も、長期間の常用はなるべく避け、メリロートとクマリンの含有量をきちんと確認した上で、使用する時期を事前に決めてから使用しましょう。
そうすることで、副作用のリスクを回避できます。
連続して摂取する場合、自分の体調をみながら、3か月~半年くらいを目安に摂取してみてくださいね。
摂取を避けた方がいい人
- 妊娠中・授乳中の女性や婦人科系疾患のある人
- 出血を伴う怪我・疾患のある人
- 通院中や常用している薬がある人
妊娠中は通常時よりもホルモンバランスが不安定になり、健康面でのトラブルも起きやすくなるデリケートな時期なので、なるべくメリロートの摂取は避けたほうがいいでしょう。
どうしても飲みたい場合は、必ず担当医に事前に相談すること。
また、出血を伴う怪我などを負っている場合は、血行促進効果が高いため、この場合も回復するまでは摂取するのを避けましょう。
メリロート摂取以外でのむくみ解消方法
運動
身体を定期的に動かすと、筋肉が強化され、体温も上昇します。
血管強化、老廃物排出が促進されるなどのデトックス効果があります。
運動することで、解毒作用を常に行っている腎臓や肝臓などの働きを助けることとなり、むくみにくい体になります。
むくみは心臓から送り出された血液の量が、戻ってくる血液の量より多くなることで起こりやすくなります。
脚のむくみの主な原因は、血行不良が原因でリンパ・血液の流れが滞ることです。
脚のむくみを解消するには、特に、ふくらはぎの筋肉を鍛えると良いでしょう。
なぜなら、ポンプ機能により心臓に血液を送り返す働きが強化されるため。
運動の他に、
- 長時間同じ姿勢を取らない
- 血流を妨げる窮屈な下着や服はなるべく避ける
- 塩分・糖分・アルコールを控えめにする
などにも気を付けると脚だけでなく顔のむくみも緩和することができます。
食事でのカリウム摂取
カリウムは体内の塩分量・水分量を一定に保つ働きがあるので、脚や顔のむくみに効果があります。
成人女性の1日のカリウム摂取目安量は2,000mg。
外食やァルコール、コーヒーなどの大量摂取により、現代人は塩分・糖分過多気味なので、カリウムが不足気味。
メリロートだけに頼るのではなく、食事から積極的に摂ることも大切です。
カリウムを多く含む食品は以下のとおり。
アボカド、干し柿、栗、さつまいも、干しひじき、ほうれん草、枝豆、納豆、バナナ、メロン、春菊、サトイモ、リンゴ、アスパラガス、ブロッコリーなど。
カリウムは加熱すると約3割のカリウムが失われてしまいます。
できるだけ生で摂ることをおすすめします。
まとめ
以上、メリロートについてご説明してきましたが、いかがでしたか?
メリロートを摂取する場合の注意点をまとめると、
- 顔や脚のむくみがひどい時のみ期間を決めて使用する
- メリロートを使用する場合は事前にメリロート・クマリン含有量を確認する
- 服用していつもと違う症状が出たらすぐに中止する
必ず上記3つを守るようにしましょう。
メリロートは副作用の報告もあることから、危険な成分と捉えられてしまいがちですが、一時的に摂取するには、つらい顔や脚のむくみを解消できるとても便利な成分。
むくみを放置せず、日々の食生活や生活習慣を見直しながら、上手に取り入れてみてくださいね。
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