小顔になりたい・・・。
でもエステに行くにしても、サロンを探して、予約を入れて、サロンに行くための時間を調節して、当日サロンまで足を運んで・・・と、やることがいっぱい。
他にやらなければならない事がたくさんある女性にとって、「小顔になるためにエステに行く」という事は、日々のタスクの中で優先度が低くなりがちです。
近年、ビューティー家電と言われる家庭用のエステ機器が人気なのも、サロンに行く時間が取れなかったり、自分の好きな時間に顔のケアをしたいという女性が多いからではないでしょうか。
そんな方のために、自宅でできるマッサージの準備や、小顔マッサージの方法をお伝えしていきます。
お忙しい方のために、気になる場所を集中的にケアできる「気になる場所別のマッサージ」をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次をチェック!
まず、マッサージのための準備をしましょう
小顔になりたいと思ったとき、すぐ取り掛かりたい!すぐ小顔になりたい!と思うのが女心です。
でも、ちょっと待って下さい。
マッサージをする準備は整っていますか?
すぐに取り掛かりたいところですが、お顔のマッサージは他の部分のマッサージと違いデリケートなもの。
準備不足でマッサージしてしまうと、お肌を傷つけてしまう恐れがありますのでマッサージをする前に気をつけていただきたい事をご紹介いたします。
マッサージクリームの準備
お顔のマッサージをする際の必需品です。必ず用意しましょう。
マッサージクリームやジェルを使わずマッサージをしてしまうと、肌同士の摩擦で顔の皮膚が傷ついてしまう恐れがあります。
マッサージクリームの選び方は最終的には好みになりますが、押さえていただきたいポイントがあるのでお伝えします。
たっぷりと潤うものを選ぶ。
マッサージクリームの選び方で一番重要な項目です。
潤い成分が豊富に入っているものは、肌を柔らかく保てますし肌の水分油分を補うことで、たるみの予防にも繋がります。
マッサージ後もしっとりした感触が続くものが理想的ですね。
気に入った使い心地のものを選ぶ
「〇〇のクリームはいいよ!」と友人や口コミで使い始めても、自分の好みと合わなければ、どんなに良いものだったとしても使わなくなってしまう可能性があります。
肌に置いたときのテクスチャーの感触や香りなど、ぜひ、サンプルなどで確かめてみてから購入を決めましょう。
フェイスマッサージを目的としたクリームの場合は、テクスチャーの伸びがよく、柔らかいものの方が指の滑りが良いので、オススメです。
毎日使うものですから、コストパフォーマンスも気になるところ。高価なものを少量ずつ使っていても、マッサージの効果が十分に得られないことがありますので、ご自身の予算に合わせたものを選びましょう。
手と顔を清潔にしてからマッサージをする
除菌とまでは言いませんが、手と顔を洗ってからマッサージを開始しましょう。
手や顔の菌は、皮膚に付くくらいでは問題ないものがほとんどですが、万一皮膚が傷ついてしまった際に皮膚の中に入り込んでしまうと、炎症を起こしたり、肌トラブルの原因になる場合があります。
「ま、いっか。自分の顔だし・・・」と油断せず、セルフマッサージの前には清潔を心がけてくださいね。
小顔マッサージをもっと効果的にするために
小顔マッサージは、顔のリンパや老廃物を流し、血行を良くすることで不要なモノを溜め込まないようにするお手入れです。
マッサージの効果をより高めるために、暖かい浴室で半身浴をしながらのケアがオススメです。
半身浴をすることで全身の血液循環が促進され、水分代謝がスムーズになります。
保湿効果のあるマッサージクリームが、温まった肌の奥まで浸透し、美肌効果もプラス。
毎日半身浴する時間が取れない方は、お休みの日にトライするなどして、普段のマッサージは肌のゆるむ入浴直後にお手入れをしてくださいね。
スチーム型の美顔器をお持ちの方は、マッサージ中に顔に当てることで、エステを受けているかのような効果が期待できます。
気になるところ別にできる、セルフ小顔マッサージ
毎日しっかりマッサージできれば素敵ですが、忙しくて時間が取れない方のために、気になる場所別の小顔マッサージをご紹介いたします。
お休みの日は時間をかけてすべての場所をお手入れして、時間の取れない平日は気になる場所だけスポットでお手入れをするなど、ライフスタイルによって自由に組み替えられるのが魅力。
曜日別に小顔マッサージを組み合わせて、まんべんなくケアするなども効果的です。
頬のマッサージ
気付かないうちに凝っている頬は、やってみると結構痛いという方が多いマッサージ。
凝りをほぐそうと、あまり強い力でマッサージするのはNGです。
1.頬骨の下部分を押す
三本の指を使い頬骨の下のくぼみに沿って、薬指を鼻の脇、人指はあごの関節の横、中指は自然な位置で頬骨の下に置く。
5秒間、痛気持ちいいくらいの強さで押す。ゆっくりと2回繰り返す。
爪が伸びている場合は、指を軽く握り第二関節をつかい頬骨の下にそってゆっくりと転がしましょう。
2.指で頬のくぼみを捻りながら押す
人差し指で頬骨のくぼみ部分を、指を捻りながら押す。
頬骨のへりに沿って、少しずつ動かしながらゆっくりと押していく。
押したままスライドさせず、一回ずつ指を離して刺激していく。
3.顔のお肉を上げる
手のひらで、あごの先から目の下や、こめかみに向かって、力強く肉を押し上げる。
4.繰り返し行う
「1」~「3」を3回~4回繰り返す。
あごのマッサージ
人と話をする時、食事をする時など、あごの筋肉は生活に直結しています。
負担に感じないので忘れがちですが、働きもののあごの筋肉は案外凝り固まっているもの。
あごが気になる人はもちろん、そうでない人も、あごの筋肉を労ってあげてくださいね。
1.指であごの肉をはさむ
両手の人差し指を使ってあごの肉をつまみ、押しながら捻じる。
指をスライドさせると内出血などの可能性があるので注意しましょう。
5秒程度圧力をかけ2回繰り返す。
2.あごの骨に沿って肉をつまんでいく
親指と人差し指の2本、または中指を含む3本を使い、あごの骨に沿って骨と肉を挟んでいく。
あごの先からスタートし、耳下までを6か所程度に分けて刺激する。
1か所につき5秒程度刺激し、2回繰り返す。
爪が長い人は、人差し指をカギ状に曲げて、親指と人差指で挟みましょう。
3.肉を流す
人差し指・中指・薬指を使い、5秒程度かけて、左の耳下から右の耳下まで流す。
反対側も同じように、右の耳下から左の耳下まで流す。
左右交互に3回~4回繰り返す。
目まわりのマッサージ
今や、目の疲れは社会問題です。
PCやスマホ、紫外線で日常的にダメージを受けている目は、皮膚がとても薄いので、老化が始まるとクマやくすみ、たるみが顕著に現れます
目の印象は、顔の印象を決めると言っても過言ではありません。
目元専用のクリームも出ているほど、皆さん重要視しているポイントですよね。
お手入れの際は、触れる程度の力でマッサージしましょう。
決して圧は加えないでくださいね。
1.目の周りを撫でる。
中指の腹を使って、目尻から目の下を通して目尻、まぶたを通って目尻に戻る。
決して圧力はかけないで、マッサージクリームを使いすべらせるように撫でてください。
2.眉間を流し、こめかみを圧迫する
中指と薬指の腹を使って、眉間の上の部分を軽く押し、眉毛部分にある骨に沿って指をこめかみにすべらせる。
こめかみで指を止め、5秒間位の間、痛い気持ちいい程度の圧力をかける。
3.首下までリンパを流す。
こめかみからフェイスラインに沿って、指を耳下まですべらせる。
少しだけ圧をかけながら耳下から首を伝って肩のあたりまで流す
4.繰り返し行う
「1」~「3」の手順を3回~4回繰り返す。
小鼻のマッサージ
顔の中央にあって、顔全体の印象に大きく関わってくる鼻。
小鼻がもっと小さければ・・と思ったことがある女性も多いハズ。
鼻にも老廃物がたまるので、マッサージでケアしてあげましょう。
- 中指の腹を小鼻に押し当てる。
- 鼻の脇を溝に沿って16往復~19往復、ゆっくりと圧をかけながら撫でる。
額のマッサージ
額の筋肉って使っている意識がありませんが、明るい表情を作るとき、眉を上げたり目を開いたりしています。
実は人と会っている時に使われているのです。
頭と近い位置にある筋肉なので、マッサージしてみたら、頭痛が軽くなったとの声もよく耳にします。
頭が重いなぁ、と思っている方は試してみるのも良いかもしれませんね。
1.額の中央を押す
両手の人差し指、中指、薬指を使って額の中央を強めに押す。
2.ずらしながら、こめかみまで移動する
そのまま左右に少しずつ押しながらこめかみまで指を移動する。
こめかみまで移動したら、痛気持ちいい位の強さで5秒程度押す。
3.繰り返し行う
1と2を繰り返し3回~4回行う
口まわりのマッサージ
PCを見つめて無表情・接客で常に笑顔キープなど、口周りの筋肉はお疲れです。
たるみが出て恐怖のほうれい線が現れるまえに、お疲れ様の筋肉をほぐして上げましょう。
1.頬とあご周りの筋肉をほぐす
手を握り、ほうれい線の上に小指が来るようにこぶしを顔に押し当てます。
人差し指はあごの関節の横あたりに位置するよう、角度を整えましょう。
手がポイントに付いたら、こぶしを上下左右に動かし、口まわりの筋肉を少し強めにほぐして行きます。
2.あごからリンパを持ち上げる
人差し指と中指をカギ状に握り、あごの骨を挟むようにしながら、ゆっくりとあご先からこめかみまで持ち上げてリンパを流します。
こめかみで5秒くらい圧力をかけてあげましょう。
3.首下まで流していく
こめかみからフェイスラインを伝い耳下まですべらせる。
耳したから首下の鎖骨のあたりまで流していく。
セルフマッサージのポイント
セルフマッサージのポイントは、無理なく続けられることですが、さらに効果を実感していただくために、セルフでのお手入れの際に知っていて貰いたいちょっとしたコツをお伝えいたします。
リンパの出口は耳下にある?首までお見送りできれば完璧です
マッサージ方法を読んでお気づきの方も多いと思いますが、フェイスマッサージは耳下から首を通り肩や鎖骨まで流す施術が多くあります。
それはリンパ管に沿って、リンパを流すことで老廃物が流れやすくなるためです。
イメージとしては、老廃物を玄関である耳までお連れして、気分良く帰っていただけるように首までお見送りをする・・・といった感じでしょうか。
せっかくマッサージをするのですから、最後まで流してあげる事を心がけましょう。
逆流禁止?小顔ローラーは一定方向へ
小顔ローラーなどは気軽で、ついついコロコロ往復させてしまいがちです。
しかし、往復させるとせっかく持ち上げたリンパやお肉が戻ってきてしまいます。
ちょっと面倒くさいかもしれませんが、耳を出口として中央から外へ・下から上へ・上から下へと一定方向からアプローチしてあげると効果的ですよ。
最後に伝えておきたいこと
ここまで読んでいただいて、参考になりましたでしょうか?
セルフの小顔マッサージは、サロンのように時間的な拘束がない分、気軽にできて良いことづくめの様に感じるかもしれません。
冒頭でも書きましたが、たくさんの事をしなければならない女性にとって、普段のお手入れに加え、毎日20~30分かけて小顔マッサージをするのは時間的・体力的に負担になる事も多くあります。
小顔のマッサージは、継続していく事が何より大切ですので、最初から毎日カンペキを目指すのではなく、取り入れやすいものから習慣にしていく様にしましょう。
この記事が、忙しい女性の毎日のお手入れに、少しでもお役に立てれば幸いです。
頬・あごのマッサージ参考URL
https://health.goo.ne.jp/diet/howto/re0910_no2/04.html