多くの女性が直面するいちご鼻。
情報収集をしてみるとありとあらゆる毛穴ケア製品やエステのコースが紹介されていて、一体どれが本当に効果があるのか見ただけでは判断が難しいですよね。
エステに頼らなくてもいちご鼻を解消できるよう、原因や予防、改善方法をまとめてみました。
毎日続けていけば、自宅でも症状を改善することが可能なんです!ぜひ参考にしてみてください。
目次をチェック!
いちご鼻の原因は皮脂の落とし過ぎ?
おおまかに言うと、皮脂コントロールが正常に働かずに肌の油分と水分のバランスが崩れていること、保湿不足の2つが挙げられます。
その根本的な要因は、角栓などの皮脂を一回の洗顔で必死に落とそうとするあまり、洗浄力の強い洗顔料を繰り返し使うことによって皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
そして本来水分不足な肌を余分な皮脂で保護している「インナードライ」の状態によるものがほとんどのようです。
ターンオーバーが乱れて肌の再生速度についていかれなくなると角質が固くなってしまい、結果的に小鼻の毛穴や黒ずみが目立つ「いちご鼻」がひどくなっていくのです。
まずは洗顔料の見直しを
洗顔の目的は「肌の汚れを落とす」ことで「角栓や黒ずみを取り去る」ことではありません。
大量に販売されている洗顔料の多くは毛穴の汚れまですっきり落とすことをうたっており、消費者の目を引きやすく、効果があるいい洗顔料ととらえてしまいいがち。
毛穴詰まりの正体はほとんどが、肌に残った汚れや皮脂+古い角質ですが、ほとんどは古い角質がほとんどをしめています。
要するに、体の中の老廃物が排出されずに溜まっている状態です。
主に良く売れている洗顔は「弱酸性」が多く、確かに肌には優しいのですが、いちご鼻の原因のひとつである角栓は「たんぱく質」なので、弱酸性の洗顔料で洗って落ちないのは当然ですよね。
このたんぱく質を除去してくれるのが、
・「酵素洗顔」
なんです。
「酵素洗顔」を使用する場合は、毎日の使用はせず、週1回程度がいいでしょう。
やってはいけないいちご鼻にまつわる行動
それでは、間違った洗顔方法をご紹介してみましょう。
下記をご確認ください。
・必要以上に鼻を触る
・毛抜きで角栓を引き抜く
・ピーリング
・ゴシゴシ力を入れた長時間の洗顔
・洗顔をせずに寝てしまう
いかがですか?
当てはまるものがある場合は、今日から中止しましょう。
正しい洗顔方法
↓
2. たっぷりの泡で顔を包むように手早く洗う。決してこすらないように。
↓
3. 泡が残らないようにぬるま湯で丁寧にすすぐ
↓
4. 優しくタオルで水分を拭き取って完了
洗顔時に使うぬるま湯は熱すぎても冷たすぎても逆効果。
30℃前後のぬるま湯=手で触って少しぬるいかな?くらいが目安です。
また、朝晩2回洗顔料を使う人も多いかもしれませんが、10代のオイリー肌の人以外は、
・「夜→洗顔料を使用する洗顔」
これで十分なことが多いのです。
肌質に個人差もあると思うので、朝のぬるま湯洗顔では少し不安な場合は、肌が乾燥しているときのみぬるま湯洗顔、もしくは数日おきの洗顔料の使用に変えてみるといいかもしれません。
また、W洗顔不要のものに洗顔料を変えるのもおすすめです。
洗顔以外で改善できること
やってはいけない行動と正しい洗顔方法をご紹介したところで、日々の生活習慣で改善できる方法をここからはご紹介していきましょう。
生活習慣の改善
まず生活習慣から見直して、いちご鼻になりにくい体作りからはじめましょう。
汗をかく習慣をつける
毎日の入浴、適度な運動です。
汗をかくことで毛穴に詰まった汚れが押し出されます。
また、血流も良くなるため肌の新陳代謝が活性化され、ターンオーバーが促進される、ということです。
睡眠不足の解消
睡眠が足りていないとホルモンバランスが乱れて皮脂の分泌が過剰になり、毛穴詰まりを起こしやすくなってしまいます。
日付が変わる前には極力眠る努力をすることをおすすめします。
ストレスの解消
緊張状態が続くことによって自律神経が乱れ、その結果、男性ホルモンが多量に分泌されるため、角栓もできやすくなってしまいます。
好きな音楽を聴く、ストレッチをするなど、自分なりのストレス発散方法を心がけてみましょう。
食生活の改善
以下の二点を主に、普段の食生活で皮脂が過剰に分泌されるのを抑える食生活を心がけてみましょう。
糖質や脂質を採りすぎない
余分な脂肪は体内だけでなく毛穴からも出てしまいます。
添加物は肌のキメを粗くし、毛穴が広がります。
から揚げ、天ぷらなどの揚げ物や、スナック菓子・ファストフードなどのジャンクフード、コンビニ弁当など添加物の多いインスタント食品、ケーキやお菓子などの甘い食べ物
野菜中心の食生活
食物繊維や以下の栄養素を多く含むものを中心とした食生活をすることで、いちご鼻改善を期待することができます。
→コラーゲンを生成して肌をふっくらとさせる効果があります。
赤身の肉、卵、タコ、イカ、エビ、豆腐、納豆など
→毛穴を引き締め、皮脂の酸化を抑える効果があります。
いちご、小松菜、ほうれん草、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜など
皮脂の分泌を抑える効果があります。
納豆、うなぎ、サバ、豚肉など
ビタミンB2と同様に、皮脂の分泌を抑える効果があります。
牛乳、豆腐、バナナ、鮭、カツオなど
これらの栄養素は余分な皮脂の分泌を抑えてくれる働きがあり、特にビタミンB2・B6は体内の脂質の代謝を促進する役割を果たしています。
また、腸内環境を整えることもこれらの栄養素を吸収しやすくなるだけでなく、あらゆる肌の不調を改善する効果も期待できますので、積極的に普段の食事に採りいれるとよりいいでしょう。
キムチ、納豆、味噌、ヨーグルトなどの製品がおススメです。
これらの栄養素を中心に、栄養バランスの取れた食生活を意識することで、いちご鼻も少しずつ改善していくことが可能です。
スキンケア製品も見直してみて
いちご鼻の原因の一つでもあるターンオーバーの乱れを改善するには、低刺激、保湿も重要です。
普段使っているスキンケアも見直してみましょう。
アルコールが含有されている製品の使用を控える
アルコールは皮脂を取りすぎてしまい、かえって皮脂分泌が盛んになったり、肌を乾燥させる要因になります。
UVケア製品を使用する
紫外線を無防備に浴びると当然ながら肌も傷み、シミ・シワだけでなく、毛穴にも悪影響を与えます。
しっかり保湿できる化粧水を使う
保湿が不十分だと当然余分な皮脂を分泌させてしまい、インナードライ肌に。
拭き取り化粧水やクレンジングなどを多用しない
拭き取るとういう行為は肌を摩擦するため、繰り返し行うことによって肌はダメージを受け、乾燥や肌トラブルの原因となってより毛穴が広がる要因になります。
まとめ
以上、いちご鼻を自宅でケアできる方法をご紹介してみましたが、どれもいちご鼻だけに特化した要素ではなく、体や肌を健康的に保つのに必要なものが多いのです。
栄養バランスの取れた食生活、健康的な生活習慣、日々の洗顔やスキンケアを丁寧に行う。
当たり前の習慣を地道に続けることで、肌はゆっくりと改善していき、やがて毛穴の目立たないキレイな鼻を手に入れることも十分可能なんです。
「焦らずゆっくり」をモットーに今日からあなたもできることから変えていきましょう!
すぐにいちご鼻が解消されなくても諦めずに、自分の肌をケアしてあげることをまずは始めて見てください。
手をかけた分だけ必ず肌は応えてくれ、それがあなたの心も満たしてくれ、さらにお手入れが楽しくなる。
そんなポジティブな連鎖へとつなげていきましょう。