ほうれい線を作りたくない。できてしまったほうれい線を消したい。
そんな女性は多いのではないでしょうか。
目次をチェック!
ほうれい線とは
そもそも「ほうれい線」とは何でしょうか。
医学的には、「鼻唇溝」といい、シワではなく頬の境界線とされています。
シワではないので、赤ちゃんでもあるはずなのですが、一般には口の周りにできるハの字の線として知られています。
この「ほうれい線」が深くなればなるほど年齢が高く見え、浅ければ浅いほど若く見えます。
ほうれい線が深くなる原因
ほうれい線は、なぜ深くなるのでしょうか。
原因はいくつか考えられますが、主なものは次の通りです。
②ビタミンCやコラーゲン不足
③頬のぜい肉や老廃物による重力
④下を向く姿勢が多い、表情が乏しいなどの生活習慣
これらを改善すれば、ほうれい線が深くなるのを予防でき、できてしまったほうれい線を薄くすることができます。
紫外線、ストレス、乾燥、喫煙がお肌に悪いことは、美容に関心のある女性ならもうすでにご存知でしょう。
体内のビタミンCを破壊してしまう、恐ろしい行為です。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける栄養素です。
ですので、ビタミンCが損なわれるような要因はなるべく避けて、さらに意識的にサプリメントなどで補うことがとても大切です。
頬のぜい肉や老廃物などの重力は、放っておくと、どうしても増加してしまいます。
そこに、日常下を向くことが多い生活をしていると、更にたるみが進行します。
デスクワークで下を向くことが多い社会人はもちろん、最近ではスマートフォンを使うシーンが当たり前になってきました。
スマートフォンをのぞき込む姿勢は、物理的に頬の肉が垂れ下がるだけでなく、首の筋肉にも影響します。
首の筋肉は「頭」を支えるのですが、これが弱ると当然、顔にも影響してきます。いわゆる「顏コリ」の原因になります。
また、普段からあまり笑わない、表情を変えないなどの生活をしていると、表情筋が衰えてきます。
表情筋は口元に多くあります。
表情筋が衰えると血行が悪くなり、老廃物がたまり、ほうれい線が深くなる原因となります。
ほうれい線が気になる人は、普段の生活を見直してみることも大切です。
そして、外側からのケアとしては、紫外線防止や普段のスキンケアの他に、マッサージがとても有効的です。
効果的なマッサージをしましょう
惰性でおざなりマッサージしていても、あまり良い効果は得られません。
皮膚の表面を傷つけて、肌荒れの原因になったり、逆にたるみの原因になったりします。
では、どのような点に気を付けたらしたらいいのでしょうか。
クリームを使う
リンパを流す、表情筋を鍛えるなど、マッサージにはさまざまな種類がありますが、絶対に守っていただきたいルールがあります。
それはクリームを使うことです。
何もつけない手で、無理にマッサージをすると、皮膚の表面を強い力で引っ張ることになります。
皮膚は、引っ張れば簡単に伸びる性質があります。
一度伸びきってしまった皮膚は、元には戻りません。そのまま、たるみにつながります。
たるんだ皮膚に老廃物がたまると、さらにほうれい線が深くなります。
また、クリームを使うことで、肌表面の摩擦を防ぐことができます。
肌表面の摩擦は、シミやそばかすの原因にもなります。
ですので、クリームは必須アイテムです。
どんなクリームがいい?
クリームにはいろいろな種類がありますが、主に次の三つに分けられます。
→クレンジングと兼用してマッサージができるタイプ
②マッサージクリーム
→スリミング効果が期待できる成分が入っているものもある
③デイクリーム&ナイトクリーム
→美容効果や保湿効果が高い成分が入っている(デイクリームは紫外線対策効果のあるものも)
クリームの美容成分
クリームに含まれている美容成分も、目的別によく確かめて使いたいものです。
美容成分は効果別に、次のようなものがあります。
→セラミド、ヒアルロン酸
②ハリ
→ビタミンC誘導体、レチノール
③引き締め
→カフェイン、アセチルコリン
などがあります。
また、成分も大事ですが、自分の好みのテクスチャー、色や香りも大切なポイントです。
特に、香りはそのままリラクゼーション効果につながります。
ストレスフルな現代社会、リラクゼーションは大切なケアの一つです。
マッサージの際の注意点
力をかけすぎないことは先にも述べましたが、他にも大事なポイントがあります。
それは、時間をかけすぎないこと。
普通のボディマッサージも、同じ部位を15分以上は推奨しないといわれています。
同様に、お肌も20分以上はマッサージしないようにしましょう。
皮膚や筋肉にとって、それは過剰な負荷となり、逆効果となります。
肌が外的刺激から身を守ろうと固くなり、しわの原因となるといわれています。
また、マッサージが義務になり、精神的なストレスになっては意味がありません。
とはいえ、月に一度、数か月に一度では、あまり高い効果は望めません。
やはり週に1~2回は行いたいもの。
1日5分でいいので、自分の肌と会話する、そんな気持ちでマッサージするのが、継続のコツです。
「ほうれい線、消えろ!」と念じながらマッサージしてみましょう。
フェイシャルエステでプロの力を借りる
セルフケアだけでは物足りない、少し心配、そんな時にはプロの力を借りるのも一案です。
特に自分では難しいリンパマッサージ、超音波マッサージ、手指が届きにくいデコルテケアなど、エステならではの良さがあります。
また、完全にお任せでリラックスできることも魅力です。
エステ仕様のコスメは、美容成分が市販のものより贅沢に含まれていることが多く、スチームや超音波マッサージ機なども、家庭用より性能が優れています。
また、エステティシャンのハンドテクニックは、セルフケアではなかなか真似できません。
ハンドプレスの強さや、マッサージ方法など、ケアしてもらいながら学ぶことができます。そのまま、自宅でのケアにもいかせますね。
深くなってしまったほうれい線などは、プロの手を借りるのも良いでしょう。
格段に改善されるはずです。
フェイシャルエステの種類
エステのメニューにも種類があります。
自分がほしい効果が得られるコースを選ぶことが大切です。
また、ハンドケア中心に施術を受けたいのか、各種マシンによる施術をメインに受けたいのかも、重要なポイントです。
一般にエステのケアは、クレンジング→洗顔→マッサージ→パック→保湿の順に行われます。
マッサージの後に、お悩み別の特別ニューが組み入れられることが多いです。
また、エステのマッサージはハンドマッサージの他に、超音波マシンによるマッサージも併用されることが多いです。
具体的なエステの種類をご紹介しましょう。
②リンパドレナージュ
③アンチエイジング
④トラブルケア
ほうれい線のケアには、リンパドレナージュ系やアンチエイジングのコースがおすすめです。
特に、ほうれい線の周囲に小じわが集まってしまった場合は、アンチエイジングのコースでじっくりケアしてもらうと、確実に改善します。
エステの適齢期
人間は、成長のピークは15歳で、あとはゆっくりと老化していくと言われています。
ですので、エステに行き始めるのに早すぎる年齢、遅すぎる年齢というのはないと言えます。
年齢が若ければ効果が現れるのが早く、オトナ女子はじっくりと取り組むことで効果が得られる。
いくつになってもケアさえしっかりすれば、いつまでも若々しく美しい肌でいられる、ということでもあります。
ほうれい線が浅いうちにサロンでケアする、深くなってしまっていたら回復させるためにサロンに通う、どちらも正解です。
エステの選び方
コース内容のほかに、エステを選ぶのには重要なことがあります。
それは、通いやすいかどうか、ということ。
頑張った自分へのご褒美に高級ホテルのスパを経験する、というのもいいですが、気軽に通えるエステでこまめにケアするのもお勧めです。
初回トライアルプランなどを上手に利用し、自分の生活の身近にエステを取り入れるのもいいですね。
ほうれい線の改善は地道なケアが物を言います。
通うのが面倒になったり、高価すぎて続かなかったりしたら、あまりにも残念です。
自宅の近くのサロンですと、メイクを落としたまま帰れます。
オフィスの近くですとお仕事帰りに、繁華街のサロンですとショッピングのついでに立ち寄ることができます。
無理なく自分の生活に取り入れて、きれいになっていきましょう。
ほうれい線は怖くない
いかがでしたか?
きちんとケアすれば、ほうれい線は薄くすることができます。
手をかけてあげればあげただけ、応えてくれるのがお肌。
今日のケアが、5年後10年後の「きれい」を創ります。
誰よりも大切な自分のために、毎日こつこつケアしていきましょう。